Androidアプリ開発を始める

講座で解説のために作成するアプリの紹介とプロジェクトの作成

学習ポイント

蔵書検索アプリの開発を始めるにあたり、
Androidアプリのプロジェクト作成について基本的な手順を学習します。
また、当記事全体を通して完成するアプリのイメージを把握していきます、

蔵書検索アプリ

今回の講座でAndroid アプリ開発を学ぶ上で1つのアプリを開発します。
機能として以下

検索機能に利用するサービス
Google Books API

ネットワーク通信処理に利用するライブラリ
okHttp

検索履歴を保存するアプリ内データベースに利用するライブラリ
Realm

ライブラリとは

便利な機能を纏め、アプリ開発を簡単にしてくれるプログラム。

新しいプロジェクトを作る

1.Windows ホーム画面の左下にある検索欄Androidと入力しAndroid Studioをクリックし起動します。
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2.Start a new Android Studio projectをクリック
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3.新規プロジェクト作成時にはアプリ名などを入力します
以下の表の通りに項目を設定してNextをクリックします。

項目名 説明 入力内容
Application name アプリ名 BookDiscovery
Company domain 全世界の独自ドメイン example.com
Project location プロジェクトの保存先 任意設定
include C++ support C++ライブラリ取込み チェックを外す
include Kotlin support Kotlinライブラリ取込み チェックを外す

Company domainは講義の説明で作成するアプリはリリースしませんので独自ドメインをお持ちでなければ初期値のままで問題ありません。
今回の講義ではC++での実装はありませんのでチェックを外しておきます。
また、Kotlinは後半で利用方法を紹介しますので一旦チェックを外しておいてください。
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4.今回作成するAndroidアプリでサポート対象とするOSバージョンの下限設定を行います
Phone and Tabletのみチェックをつけ、API 24: Android 7.0 (Nougat)を選択したら、Nextをクリックします
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5.Empty Activityを選択しNextをクリックします
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6.初期画面となるActivity設定を行います
以下の表の通りに項目を設定してNextをクリックします

項目名 説明 入力内容
Activity Name 画面名 MainActivity
Generate Layout File デザインファイル作成有無 チェックを入れる
Layout Name デザインファイル名 activity_main
Backwards Compatibility(AppCompat) 下方互換性の有無 チェックを入れる

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7.「6.」で設定した内容でAndroidアプリの開発のデフォルト環境を構築が実行されます
インストールが終了しdoneの文字が表示されたらFinishをクリックします。
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8.構築が終了すると開発画面に遷移します
Messagesエリアにエラーとリンクが表示されている場合はリンクをクリックします
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9.不足しているComponentのインストールを行います
android-sdk-licenseが選択された状態でAcceptにチェックをいれNextをクリックします
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10.Componentのインストール状況が表示されるので終了を待ちます
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11.インストールが終わったらFinishをクリックします
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12.Android Studioの開発画面に戻りエラーが消えていたらセットアップ完了です
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AndroidStudioのエディタ画面でエラー(Messagesエリアの赤いメッセージ)が消えない場合は声をかけてください。

以上でAndroidアプリの新規プロジェクト作成が完了です。
次の検索画面レイアウト作成ページでは作成したプロジェクトが起動した時に表示される画面のレイアウトを実装していきます。